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▲ロゴ ※参加団体の宣伝物にお使い下さい。

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この会の運営は全てカンパによってまかなわれています。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
(一口1,000円より)

▼振込先
みずほ銀行 吉祥寺支店 普通預金
口座番号:1303466
口座名:非戦を選ぶ演劇人の会(ヒセンオエラブエンゲキジンノカイ)
非戦を選ぶ演劇人の会

【全国同時多発ピースリーディング2017】
 
◆趣旨・呼びかけ

 「非戦を選ぶ演劇人の会」の呼びかけで2016年『全国同時多発ピースリーディング』が開催されました。北海道から沖縄まで全国52ヶ所で様々な人々が平和について考え語りました。
 今年も私たちは、全国各地での同時多発的ピースリーディング呼びかけを企画しました。

 日本や世界の政治・社会状況を巡る複数の台本を公開します。
 一緒にリーディングの輪を広げませんか?

 趣旨を変えない限り、台本を元に講談や落語や人形劇にしたり、映像・アニメーションにしていただいても構いません。アレンジは自由です。
 また各地で独自の台本を作り、同じ趣旨でリーディングを行うことも大歓迎です。
 人から人へ問題が共有され、多くの国民が強い関心のもと社会や政治に関わる流れを生み出すことを願っています。

 昨年の参院選では改憲派が三分の二の議席を占め、自民党の改憲案や緊急事態条項の問題も様々に指摘されています。今年は治安維持法の復活と呼ばれる共謀罪が国会に提出されるのではと報道され、テロ対策を名目にした監視と萎縮が広がり、国民の言論・表現・集会や政治的思想的信条の自由が侵される危機が高まっています。

 沖縄では選挙で新基地建設に反対する政治家が選ばれても民意が踏みにじられ、生活圏が破壊されています。沖縄の状況を描いた三上智恵監督の新作映画『標的の島 風かたか』も3/11から公開され、私たちはその内容にも呼応した台本を公開致します。
 また改めて3.11の原発事故を振り返る視点から、東京新聞で好評連載中の『それゆけ安全マン!?』のリーディングを行なうと同時に、その台本も公開致します。

 非戦を選ぶ演劇人の会は2003年のイラク戦争と自衛隊派遣に反対し、会を立ち上げ、その後も毎年、戦争に繋がる現実を見つめ、実在する様々な人々の声を丹念に集めることで台本を構成し、ピースリーディングを行ってきました。
 私たちは言葉の力、対話の力を信じています。


◆企画概要
時期:3/11(土)~5/19(金) (この期間内に一斉に。日時は自由)
場所:全国各地

◆参加の仕方
参加希望の団体は下記の必要事項をメールでお知らせ下さい。
info●hisen-engeki.com
(※●を@に変えて送信して下さい)
情報掲示板にて随時ご紹介致します。

団体名(〇県〇市):
日時:〇月〇日(曜日)〇時開場、〇時開演
会場:
台本:『題名』(作:〇〇〇〇)
問い合わせ先(マスコミや観客向けのもの):メールもしくは電話
担当者連絡先(当会との連絡用):電話、ファックス、メール、住所
*ブログやサイトなどがあればそれも。

◆参加締切
第一次〆切:2/20、第二次〆切:3/20、第三次〆切:4/20、最終〆切:5/19

◆宣伝や情報拡散について
〇各地で独自に作られる全ての宣伝物に下記の情報を必ず載せて下さい。
・総合タイトル:【全国同時多発ピースリーディング2017】
・台本の情報:例『明日、戦場に行く』(作:篠原久美子+非戦を選ぶ演劇人の会)
(台本をアレンジする場合は、誰が改訂したかも明記して下さい)
・非戦を選ぶ演劇人の会の公式サイトの専用ページのURLアドレス
 http://www.hisen-engeki.com/doujitahatsu.htm
・共通ロゴ
(希望者には、宣伝用のバナーも配布します)

◆公開用台本

!上演に際しての注意事項!
・以下の事項を宣伝物や当日配布物に明示して下さい。
   ・タイトル、構成者名および作者名
   ・非戦を選ぶ演劇人の会での上演時期
   ・引用参考文献
・台本を変更した場合、その旨も宣伝物や当日配布物などに明示して下さい。
・新たな引用をされる場合、引用出典を追加し、当日配布物などに明示して下さい。
・この台本を営利目的に使用することを禁じます。
・上演ご希望の方は、上演の日時・場所などを以下までお知らせ下さい。
   ・連絡先:非戦を選ぶ演劇人の会 info@hisen-engeki.com

○公開用台本1
『9条が好きと言えなくなって…』Word版PDF版
(20分・2014年初演 作:篠原久美子 + 非戦を選ぶ演劇人の会)
《あらすじ》
 実家に帰ったら家族が「北朝鮮のミサイル恐い」「9条を変えないとな」と話してる。職場の仲間が飲み会で「ここじゃないとこで戦争でもして景気がよくなりゃな」と笑ってる。「そうじゃなくて…」と説明したい、「9条が好き」と言いたい、でも「なんとなく言えなかった」「言える雰囲気じゃなかった」
 身近な人にほど「言えない空気」を変えるために、言える言葉を探してみたい。

○公開用台本2
『明日、戦場に行く』Word版PDF版
(80分・2015年初演 作:篠原久美子 + 非戦を選ぶ演劇人の会)
《あらすじ》
 2011年、小学生だった息子は「自衛隊に入って、災害で困っている人を助けたい」と言った。応援したいと思った。2015年、安保法案で紛糾する国会をテレビで見ながら、母親は足が震えた。今まで、「戦争」は向こうから来るものだと思っていた。突然のミサイルや空襲、国境を越えて向こうから来るものだと。でも今、明らかに「戦場」としか言えないところに、自分の息子が行くかもしれない、しかも「戦争に参加している」意識もなしに…。
 政治に全く興味のなかった母は、生まれて初めて審議中の法案を読んだ。隅から隅まで、息子のために…。

○公開用台本3(非戦を選ぶ演劇人の会おきなわ)
『9人いる! ~憲法9条と沖縄~』Word版PDF版
(20分・2016年初演 作:宮城康博)
《あらすじ》
 「憲法9条と沖縄」リーディングの当日。書き換えの要ありと、出演者全員に早めの到着を提案した本人が来ない。待てど暮らせどやってこない9人目の出演者を待ちながら、出演者のユンタク(おしゃべり)で明らかになる、沖縄と憲法の歴史や現在。辺野古新基地建設をめぐる政府のデタラメぶり。到来せぬ9人目を待つことなく、リーディングの幕は開く。憲法9条は理想であり現実は違うとする通説に対して、まさに違う現実である沖縄から痛切なまでの9条への意志が発せられる。

○公開用台本4
『すべての国が戦争を放棄する日』Word版
(120分・2016年初演 作:石原 燃)
《あらすじ》
 2015年『明日、戦場に行く』の初演の日、衆院特別委員会で安保関連法案が強行採決された。公演後、駆けつけた国会前。そこでは多くの人が集まって声をあげていたけれど、強行採決は阻止できなかった。2016年春、安保関連法が施行されたことに続き、南西諸島への自衛隊配備が決定、南スーダンでのPKOでは武器の使用範囲も広げられた。私たちはいま、どこを歩いているのだろう。これでもまだ武力行使をしていないと言えるのだろうか。日本は戦争を放棄したはずだ。私たちは言い続ける。いつか、すべての国が戦争を放棄する日のために。

○公開用台本5(2月後半公開予定)
『南西諸島への自衛隊配備(仮題)』
(20分・2017年書き下ろし)

○公開用台本6(3月初旬公開予定)
『共謀罪(仮題)』
(20分・2017年書き下ろし)

○公開用台本7(全章公開中)
『それゆけ安全マン!? ~レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ~』Word版
(110分・2011年初演 作:相馬杜宇・清水弥生)
《あらすじ》
 原子力発電に関する政策がどのように推進され、それをどのように自分たちは受容してきたか、放射能に対する社会の認識の変化について、事実を中心に語っていきます。原発事故をきっかけに、原発をテーマにしたお芝居を創ろうと決意した高校生演劇部員たちが、みずみずしい感性を持って、原発を「安全」「安心」と語る人々と対峙していきます。実在する人々の証言にふれながら、原発を支える差別構造、はらんでいる矛盾を示し、脱原発の可能性を模索します。


◆Q&A
Q:リーディングって何ですか?
A:台本を手に持ちながら、登場人物の台詞を読むことです。
 通常の演劇公演と違い、大道具や小道具も必要ありません。衣装を着て、照明や効果音を使う場合もありますが、何もない場所でも、台本とそれを読む人が1人でもいれば、成り立つ表現です。

Q:それぞれの台本は何人でリーディング可能ですか?
A:上演時間20分の短い台本は6人位から、20人位までの人数で出来ます。
 上演時間60分〜90分の長い台本は10人位から、40人位までの人数で出来ます。
 どちらの台本も、少人数で複数の役を兼ねることが出来ますし、群読の形で出演者を増やすことも出来ます。また男性の役を女性が読むことも、その逆も可能です。

Q:参加出来るのは演劇人だけですか?
A:私たちは演劇人だけでなく、ママや、学生や、学者や、様々な繋がりを持つ人々が自分達でこの台本を読んでみよう、少人数の集まりでもいいので誰かの前で語ってみようと、参加して下さることを願っています。発表を前提としない勉強会も歓迎です。
 また、上演場所は広場でも、誰かの家でも、カフェでも、どこでも構いません。

Q:入場料の規定はありますか?
A:無料でも投げ銭方式でも、有料でも自由に設定し、収益の使い道も自由に決めて下さい。
 各団体が独立採算方式で行って下さい。

Q:参加したいのですが、宣伝で名前を出したくはありません。
A:会場名や出演者を完全シークレットで行っていただいても構いません。
 但し、参加申込の際に、必ず、どこの部分を非公開にして欲しいのかお知らせ下さい。

Q:各地の選挙と結びつけて、リーディングの際に、特定の候補者を応援したり、または落選運動に結びつけても構いませんか?
A:非戦を選ぶ演劇人の会は、特定の政党や候補者を応援したことはありません。
 ご自身の上演場所での特定の候補者の応援や、落選運動は、各団体の責任を明確にした上で自由に行って下さい。

Q:上演場所で署名などを集めてもいいですか?
A:非戦を選ぶ演劇人の会は安保法制を違憲と考え、廃案を求める「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」に協力しています。また「脱原発1000万人署名」にも協力しています。各地の会場での署名集めを是非、お願いします。
 また、それ以外の署名活動は、各団体の責任を明確にした上で自由に行って下さい。

Q:何故、5/3〜5/19に行うのですか?
A:3/11は原発事故に繋がる東日本大震災が起きた日で、三上智恵監督の映画『標的の島 風かたか』が沖縄の桜坂劇場で公開される初日です。(映画は全国各地で公開され3/25に東京のポレポレ東中野での上映も決まっています)
 5/3は憲法記念日です。違憲とされる安保法制は2015年9/19に強行採決され、その後、各地で毎月19日にデモなどが継続されています。各地で集会が行われるこの時期に、リーディングが行われることを願っています。

Q:共通ロゴの英文はどういう意味ですか?
A:「all at onceness 」は同時多発という意味です。同時多発テロが起きた時、世界中の多くの人々が平和のためにあちこちで立ち上がりました。「卵」は、命や希望そして平和を内包するイメージです。

◆非戦を選ぶ演劇人の会・同時多発ピースリーディング 運営委員◆
相馬杜宇・阿部ひろみ・石原 燃・今村 修・円城寺あや・大月ひろ美・岡本舞・釘本光
くまがいマキ・小林あや・坂手洋二・篠原久美子・ 清水弥生・ 関根信一・高橋長英
龍野瑶子・田根楽子・楢原拓・西山水木・福島明夫・藤田赤目・丸尾 聡・宮城康博
村野玲子・山田勝仁・山谷典子・流山児祥

【連絡先】MAIL. info●hisen-engeki.com(※●を@に変えて送信して下さい)

◆協力
安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会
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